ひらまつの歩みはカメよりも遅かった。そしてリアルな絵を描くのも気を使いすぎて遅かった。

M誌で賞をとった後 原作付きの連載が始まる予定だったがまだまだ原作者ともども力不足だったため企画は流れた さらにひらまつは絵に時間がかかりすぎたため連載向きでは無いと考えられ 「ずっと賞に送りつつ”ける漫画家として生きてもいいんじゃないか?」..ともいわれた。  その編集者とはその後も何度か仕事以外であっており 決していやな人間ではなくどちらかといえば人情的な人物だったと思う。しかし漫画家としての生き方まで決め付けられたのは腹が立った!「人に自分の生き方まで決められてたまるか!」とむかついた。そして長い時間をかけた後こういった結論をだした 「覚えたリアルと昔からもっていた漫画の絵を融合させてみたらどうか?そうすればもっと早くなるのではないか?」 そしてひらまつはスロット漫画や「珈琲どりーむ」を書いていた頃月5本のペースのときも何度もあった 「人は代われるんだばかやろー!.」...と言いたい気分だった。最後にもう一度だけ行っておく。その人物はその言葉意外はとてもいい人物だった。どんな人物でも間違いはある。